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SCHEDULE

~京都ミューズクラシックシリーズ 2022 7月例会~

角田鋼亮指揮 京都市交響楽団 「ドイツレクイエム」


日時:2022年7月10日(日) (終了)

14:00 開演(13:00 開場)


会場: 京都コンサートホール 大ホール
(地下鉄北山駅下車 1 番・3 番出口徒歩約 5 分)


指揮者:角田鋼亮氏からのメッセージ

「やさしい音楽のくすり」
ブラームスの「Ein Deutsches Requiem」。
レクイエムという名前は付いていますが、教会での儀式のための音楽という訳でも、死者を弔い、神に平安を祈る音楽という訳でもありません。死に対してのブラームス個人の気持ちを吐露した作品と言って良いと思います。
もちろん作品の背景には、慕っていた先輩作曲家のシューマン、そしてブラームスの母親、二人の死があった訳ですが、その死をどのように受け入れるべきかといった哲学的な問答やブラームスの死生観が強く伝わってくる音楽となっています。
原題に「Ein(ある)」という不定冠詞が入っていますが、通常のレクイエムとは異なるというブラームスの意思が感じられます。またブラームスの謙虚さも。
一方で、この作品を聴くと、ブラームス本人が私たちの心に直接語りかけてきて作用し、個人的な感情の発露がいつしか普遍的な力を帯びているようにも感じます。「今苦しんでいる人は、いつか慰められる。」と、温かい言葉と優しい旋律が心の中に染み込んできて、癒し「至福」の状態にしてくれる事と思います。そういった意味で、漢方薬のようなやさしい「レクイエム」、悲しくない「レクイエム」なのです。聴く人一人一人の心の状態に合わせて、効能を発揮するような作品だと思います。
私自身、ブラームス作品からたくさんの力を得てきました。これからも常に自分の側にいて欲しい作曲家の一人です。
コロナ禍により、第九を除いて、大きな編成の合唱作品を指揮する事が叶いませんでしたが、今回ようやく夢を実現する事ができました。それこそ「困難のあとの喜び」を感じながら、指揮したいと思います。また、この体験により、ブラームスの管弦楽曲や器楽曲の見え方が変わってくるのではと期待しています。
会場でも皆さまとブラームスの音楽に浸れる事を心待ちにしています。
角田鋼亮

ドイツレクイエムってどんな曲?
一度聴いてみたいという方はこちらを参考下さい(下記リンクから視聴できます)

 

第1楽章 悲しむ人は幸いである  0:00:44
第2楽章 人はみな草のごとく  0:12:05
第3楽章 主よ、お教えください  0:27:08
第4楽章 あなたのいらっしゃるところはどれほどすばらしいでしょう  0:37:06
第5楽章 あなたがたは今も悲しんでいる  0:42:36
第6楽章 この地上に永遠の都はない  0:49:29
第7楽章 主にあって死ぬものは幸いである  1:00:49

「フランクフルト放送交響楽団 公式チャンネル」より引用


座席割図

各席の位置を確認・大きく見るにはこちら↓↓↓

大ホール座席ビューイング

※クリックすると別画面が開きます


料金:一般  S席6,000 円 A席5,500 円 B席5,000 円(全席指定)
(京都ミューズ会員  S席4,500 円 A席4,000 円 B席3,500 円)
一般販売: (終了)
*未就学児童の入場はお断りしています。


プログラム

シューマン:ゲノヴェーヴァ序曲
ブラームス:ドイツレクイエム

※都合により曲目が変更となる場合があります


出演者

ソプラノ:石橋栄実
バリトン:大沼徹


ドイツレクイエムのチラシダウンロードはこちらをクリックしてください。


京都ミューズ:075-353-7202
京都コンサートホール
ロームシアター京都
チケットぴあ  Pコード:210-903
イープラス
大学生協

©Hikaru Hoshi

角田鋼亮(指揮) Conductor TSUNODA Kosuke

東京藝術大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞。これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管、ブランデンブルグ響、上海歌劇院管、札響、山響、群響、読売日響、東京都響、東響、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、名古屋フィル、アンサンブル金沢、京都市響、大阪フィル、日本センチュリー響、広響、九響等と共演している。2016年、セントラル愛知交響楽団第145回定期演奏会が高く評価され「第11回名古屋ペンクラブ音楽賞」、2019年「令和元年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞」、2020年「名古屋市文化振興事業団第36回芸術創造賞」を受賞している。

現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者および仙台フィルハーモニー管弦楽団においても指揮者のポジションを務めている。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。

http://kosuketsunoda.com