京都ミューズ「鑑賞運動」維持のための支援金のお願い
京都ミューズは1950年に発足し、今年70周年を迎える音楽鑑賞団体です。音楽や落語といった芸能を「心を豊かにする文化」と位置づけ、良い実演を多くの方々と長く聴き続ける取り組みを通じて、「心を豊かにする文化」に触れる機会、すなわち鑑賞の定着と、鑑賞を通じた私たち自身の人間的成長を目指して活動しております。
ご承知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う催しの自粛要請以降、国内の文化・芸術活動は停止を余儀なくされています。ホールなどは現在も、行政からの要請に基づく厳しい利用制限が続いており、たとえ公演を開催したとしても、座席数の半分以下のお客様にしかお越しいただけません。チケット料金を大幅に引き上げない限り、基本的には赤字にしかならないのが実情です。
現在、京都ミューズは深刻な財政の危機に陥っております。
京都ミューズはスポンサーを持たず、会員の皆様からの年会費とチケット料の収入のみで運営を行っています。ところが、緊急事態宣言などにより、京都ミューズの基盤である会員の募集がなかなか進まなかったこと、予定していた公演が行えなかったことで、この半年近く、収入はほとんどありません。
そのような中でも、私どもはどうすれば公演を開催できるのか、出演者の事務所やホールとも胸襟を開いて相談・協力しあってまいりました。そして、7月15日には、5か月ぶりとなる公演(桂吉弥独演会)を、会場一丸となっての感染予防の上、開催することができました。終演後にはお客様から「生はやっぱり良い!」と喜びのお声をいただき、心のビタミン剤である文化の大切さ、鑑賞運動を繋いでいく必要性を再認識いたしました。
しかし、これはまだ幸運な例で、今後も引き続き、多くの音楽会・落語会が延期・中止になる可能性があります。開催できたとしても、収容率に制限のある中では、活動の維持に十分な収入を得ることはできません。国の給付金や自治体の支援金等の行政的な支援を受ける道も探りましたが、京都ミューズは法人格を持たない任意団体であるため、受給資格がなく、この財政危機を乗り越えるためには、京都ミューズを応援してくださる皆様に、ご支援をお願いするより他ない状況です。
京都ミューズは創立70周年の記念すべき年に、皆様に喜んでいただこうと特別ラインナップを計画し、力を注いておりました。今や計画通りの実現は叶いませんが、喫緊の問題であるこの財政危機を乗り越え、再び皆様と、生の音楽・落語を聴く喜びを分かち合えるよう、これからも最大限の努力をしてまいります。どうか趣旨にご賛同の上、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
2020年8月 京都ミューズ
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《ご支援のお願い》
○ご支援金(寄付)にご協力ください。
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※あくまで目安であり、少額のご寄付でも有り難いです。
○今後開催する公演を成功させるために、ぜひ会場にお越しください。
入場制限がかかる中ですが、音楽家・落語家たちは、皆様に実演を届けられる場を切望しています。私たち京都ミューズも、出演者や所属事務所の協力を仰ぎながら、少しでもが彼ら・彼女らが仕事をできる場を作っていきたいと思います。
しかし、公演を開いたとしても、ガラガラの会場では成功とはいえません。また、聴衆が集まらず、財政的に大きな赤字を出していれば、次の公演に繋ぐことも出来ません。入場制限の下では、お越しいただける最大限のお客様を迎えることが赤字を出さない何よりの条件であり、聴衆組織の取り組みも非常に大切なことだと考えています。ぜひとも、音楽家・落語家を応援するつもりで会場にお越しいただければ幸いです。
※日頃より新型コロナウイルスへの感染予防にご配慮いただくとともに、ご来場の際は、会場における感染防止対策にもご協力をお願いいたします。私どもも会場と協力し、感染防止対策をしてお迎えいたします。
京都ミューズ
075-353-7202