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インタビュールーム:髙木竜馬(2026年)

髙木竜馬ピアノリサイタル 今回の公演に際して (2026年4月吉日)
※チケット発売中

髙木竜馬インタビュー用画像

髙木竜馬 TAKAGI Ryoma 〈ピアノ / Piano〉

今回京都ミューズ初公演。2月にアルバム「pictures」をリリースし、ますます活躍が期待が高まる髙木竜馬さん。現在、京都市立芸術大学専任講師でもある彼に、音に対する考え方や現在の思いを表現力豊かな表情を交えてお話頂きました。是非演奏会に足をお運びください。

京都ミューズで初公演となる髙木竜馬さんに、今回の公演に関する内容や意気込み、京都という街についてなどあれこれお尋ねしてみました♪


  • Q1 今回のプログラムの構成はどのように考えられましたか?どのような流れがあるのでしょうか?髙木竜馬インタビュー用画像-2
    「Pictures」のリリース記念のリサイタルツアーですので、ムソルグスキーの「展覧会の絵」をはじめレコーディングした曲目と、新たに学んだ曲目をどのように融合させるかを考えていました。絵画のように情景が浮かぶ作品が並びますが、プログラムの本質としては、人間の人生そのものに肉薄するような、深い世界を称える作品を並べています。
    グリーグの「アリエッタ」は夢の中のように、「朝」では清々しい朝の雰囲気が奏でられます。そこから空気は一変して、ラヴェルの「悲しい鳥たち」と「鐘の谷」は、人間の精神の真髄へと迫るかのような、深い世界へと誘います。一転してドビュッシーの「月の光」では、非常に美しい景色が浮かび上がります。ショスタコーヴィチでは、まるでゴルゴタの丘を登るイエス・キリストの如く、当時の世相に翻弄されたショスタコーヴィチの深い悲しみと苦しみ、痛みが全ての音を通して痛切に聴こえてきます。これらの前半の作品の世界観の全てを包括したかのような世界が広がるのが、展覧会の絵です。

 

  • Q2 今回は、2月に発売されたアルバム「pictures」のツアーということですが、そのアルバムになぜ「展覧会の絵」を選ばれたのですか?
    初めて勉強した16歳から、この作品には強い親和性を感じていました。演奏会やコンクールでも何度も演奏してきた、最も大切な作品の一つです。この作品をレコーディングしてCDに収めることは、自分の人生における悲願でした。

 

  • Q3 展覧会の絵は演奏する側の体力・精神力ともに大変ではないですか?

    友人の画家ハルトマンが亡くなり、ムソルグスキーがどんな気持ちでこの作品を書いたのか、どんな悲しさを抱いたのか、その気持ちに近づくという点で膨大な精神力を必要とされるかもしれません。ただ作品に没頭していると演奏が終わっている、というのが率直な感想です。

 

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  • Q4 京都コンサートホールの響きはよくご存じだと思うのですが、このホールで展覧会の絵を演奏する事への期待は?
    豊かな響きを誇る京都コンサートホールでの展覧会の絵は、力強い音も、弱音も、どちらも素晴らしい形で響いてくれそうで、今からとても楽しみです。また今回は、レコーディングでも使用させていただいた シゲルカワイ SK-EX を持ち込ませていただきますので、ピアノとホールの親和性も楽しみです。

 

  • Q5 今回、Shigeru Kawaiのピアノを演奏されますが、どのようなピアノか教えていただけますか?
    豊かな響きと、どこまでも沈めていけるような弱音に強く惹かれます。こんな表現ができるんだ、こんな(音色や音量の)可能性があるんだ、と新たなインスピレーションを数多に与えてくれるピアノです。

 

  • Q6 大きいホールで演奏するときと、ムラタのように濃密な空間で演奏するときの演奏の違いや気持ちの違いはありますか?

    お客様との距離がより近く親密であるということは、私にとっては大きな力となり、より作品に集中ができるかもしれません。

 

  • Q7 京都市立芸術大学の特任講師をされていらっしゃいますが、どれくらいの頻度で京都には来られますか?髙木竜馬インタビュー用画像-4
    ほぼ毎週通っています。門下生が11名いるので、一泊して2日間でレッスンしています。試験などの大学の業務が重なると、1週間くらい通して滞在することもあります。

 

  • Q8 京都のお気に入りの場所・時間・風景はありますか?
    ベタですが、清水寺は大好きな場所です。奉納演奏をさせていただいた即成院は、特別な神性を感じました。なかなか観光をする時間をとれないので、もっと京都の街を巡って数多くの場所を訪れたいです。東九条の焼肉屋さんのマルミヤ亭と、京都駅至近のBar Bloomingは、僕にとって憩いのお店です!

 

  • Q9 お客様にどんな気持ちで演奏会にお越しいただきたいでしょうか?

    全6公演のツアーのファイナル、千穐楽を迎えさせていただきます。その最終地点が他でもない、私にとって最も親密な街の一つである京都で開催させていただけますこと、本当に光栄です。ツアー最終日を一緒に迎えさせていただけましたら、これほど嬉しいことはございません。今までの公演の歩みの全てを舞台で表現できるように全力で演奏させていただきますので、ご来場を心よりお待ちしております。

以上、お答えいただきありがとうございました。

 

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