インタビュールーム:徳永兄弟(2025年)
徳永兄弟フラメンコギターデュオリサイタル 今回の公演に際して (2025年4月吉日)

徳永兄弟 TOKUNAGA Brothers 〈フラメンコギター / Flamenco Guitar〉
兄:健太郎。弟:康次郎。
幼少期より父、徳永武昭のもとフラメンコギターを始める。中学卒業後スペインへギター留学。日本フラメンコ協会新人公演奨励賞ギター部門を兄弟共に2年連続受賞。2022年、『ゴット・タレント(スペイン版)』で大絶賛。YouTubeでは270万回以上の再生数を誇る。その後NHK『あさイチ』に出演。演奏会も完売するなど、いま目が離せない兄弟。
京都ミューズで初公演となる徳永兄弟に、今までの生い立ちから今回公演への意気込みなど、あれこれお尋ねしてみました♪
- Q1 お二人がフラメンコギターと出会われたきっかけは?
うちは父がフラメンコギタリストで、母がフラメンコダンサーだったので、もう物心ついたときには家にギターがあって。自然と触れるようになった感じですね。家ではずっとフラメンコが流れていたので、遊び感覚でギターを触っていました。
- Q2 フラメンコギターの魅力を教えてください。
「ギター1本でいろんな表現ができること」。激しいリズムや情熱的な演奏から、繊細で静かな音色まで、幅広い表現力が魅力です。
- Q3 中学卒業後、スペインの学校へ通われていますが何がきっかけでスペインの学校に行こうと思われたのですか?
健太郎:スペインにフラメンコの専門学校があることを知り『ここに行くしかない!』と留学を決意しました。
康次郎:兄が留学から1年後に一時帰国した際、プロみたいに演奏が上達していて、驚くと同時に悔しくなったんです。それで僕も留学しようと思いました。
- Q4 スペインへ行くことに不安はありませんでしたか?
健太郎:一切なかったです。
康次郎:行ったら何とかなる、と思ってました。
- Q5 実際に学校に行くとどうでしたか?驚いたこと、楽しかったことそのころの印象に残っている思い出はありますか?
毎日朝から晩までギターを弾いてて、本当に楽しかったです。好きなことをとことんできる環境でしたね。日本と全然違う空気感がすごく印象的でした。
- Q6 演奏で海外を飛び回っていらっしゃいますが、プライベートで旅行とかされますか?
基本的には演奏で行くことが多く、プライベートで旅行の時間はないです。でも、現地で少し時間が空いたら観光も楽しんでます!
- Q7 海外旅行の時にもギターは一緒ですか?基本的には演奏で行くので、ギターは一緒です。
- Q8 京都の印象・思い出はありますか?京都の印象は、とにかく仕事で演奏に来る場所。有名なフラメンコダンサーがいる街なので、伴奏者として年間ちょくちょく京都には来ています。
- Q9 日本ではフラメンコギターを生で聴いた方はまだ少ないと思いますし聴いている方も慣れていないと思います。その上でお二人が日本で演奏会を行う時に考えていること、大切にしていることは何です
か?
「音楽として楽しんでもらうこと」を大切にしています。フラメンコを知らなくても、音楽そのものを楽しん欲しいです。そして、少しでも本場のフラメンコの雰囲気を味わって頂けるように、試行錯誤しています。
- Q10 健太郎さんには康次郎さんのご紹介を。康次郎さんには健太郎さんのご紹介をお願いできますか?
健太郎:康次郎は「職人肌」で、技術や音色にこだわるタイプで、音楽的な表現が豊かなところです。
康次郎:健太郎は「天才肌」であり、自由な発想で弾いているのが魅力です。
- Q11 中学卒業後、スペインの学校へ通われていますが何がきっかけでスペインの学校に行こうと思われたのですか?
いつもそうですが「今までで一番良いものを届けたい」という気持ちで、毎回臨んでいます。久しぶりの兄弟だけのギターデュオ公演という事で、いつもとは全く違う、進化したギターだけの舞台を体感しに、是非お越しいただきたいです。
以上、お答えいただきありがとうございました。